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茅ヶ崎に暮らす・マイストーリー

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はじめまして、丸山アーバン の原田です。

湘南・茅ヶ崎で暮らし始めたのが2006年頃でしたので、初めて茅ヶ崎で暮らし始めてから17年が経ちました。

途中家族の仕事の都合で海外へ引っ越すこともありましたが、茅ヶ崎を日本の拠点として生活をしている我が家の日常をご紹介したいと思います。

 

海外暮らしを経て日本の拠点として

我が家は結婚当初、当時の職場にも通えて海や自然も近くにある環境が気に入って、茅ヶ崎で暮らし始めました。

その後、夫の仕事の都合で海外転居することになり、一旦茅ヶ崎(日本)からは離れるのですが、初めて海外赴任で国外で暮らしている時に、日本に拠点となる場所が欲しいと考えるようになりました。夫の仕事を考えると、将来も何らかの形で日本と海外を行き来することになる予定だったので、帰ってこられる場所が欲しいと思ったのです。そこで、2010年に日本に帰国した際に、以前住んでいた茅ヶ崎に戻り、今の家を購入しました。

また数年後には引っ越さなければいけないのなら、賃貸で過ごすという選択肢もありましたが、それでもやはり、家を持つことでいつでも帰れる場所を得られた安心感は大きかったです。

 

暮らして感じる心地よさ

茅ヶ崎で暮らしていて感じるのは、いい意味で「ゆるさが心地よい」ということです。例えば、どこに行くにも基本ビーサンと短パンで大丈夫とか。海帰りに濡れた服のままちょっとスーパーで買い物しても平気だし、飾らなくていい、飾る必要も感じないというのが心地よいのかもしれません。

ずっと茅ヶ崎で暮らしていると、そんなことすらも考えなくなるのですが、たまに都内に出掛けたりすると、ビーサンに短パンみたいな人がいないのでハッとすることがあります。皆さん、ブランドのバッグをもってヒールの靴を履いて綺麗な服を着ていてすごいなと。

もちろん、何に心地よさを感じるかは人それぞれなので、自分が心地よく暮らせる環境であれば、それがどこであろうとそこが一番です。我が家の場合は、この緩い感じで自然を感じられる環境が心地よいので、茅ヶ崎を生活の拠点に選んでよかったなと思っています。

 

生活圏にビーチがある子育て

我が家には現在小学3年生の子供がいます。子供がまだ赤ちゃんの時に海外に出てしまったので、日本での子育ては1年ちょっととまだ短いのですが、毎週のようにビーチで砂遊びをしたり、岩場で磯遊びをしたり、暑くなると海に入ってボディサーフィンをしたりして、生活圏にビーチがある生活を家族で楽しんでいます。

大人の私にとって茅ヶ崎の海で遊ぶと言えば、サーフィンやカヌーなどのマリンスポーツのイメージが強くて、岩場の磯遊びというと葉山とか三浦半島に行かないと遊べないような感覚だったのですが、茅ヶ崎でも柳島やヘッドランドのTバー付近の岩場でも意外と生き物は豊富で、蟹はもちろん、ヤドカリやウメボシイソギンチャク、アメフラシなどなど、いろいろな種類の生き物が見られるので、小さな子供でも十分磯遊びができます。

自転車で気軽に海に遊びにいける環境は、好奇心旺盛な時期の子供にとって良い刺激になっていると感じるので、小学校低学年のうちに茅ヶ崎に戻ってこられて良かったと思っています。

 

我が家流のおススメ磯遊びを紹介

それでは、実際の我が家流のおすすめの磯遊びをご紹介したいと思います。

まずは、王道の「磯ガニ獲り」です。割りばしか長い棒の先に、釣り糸のかわりになる細くて丈夫な紐を結び付けます。重りとして紐の先に5円玉を結びつけ、重りの近くにカニの餌となる「あたりめ」を括り付けたら手作りカニ獲りセットが完成です。岩の隙間に重り付きのあたりめをたらせば、磯ガニが食べに来るので持ち上げて網で救えば、比較的小さな子供でも簡単にカニ獲りを楽しむことができます。もちろん、潮だまりで大胆に網で魚をすくうのも、反射神経が試されて楽しいです。

また、春頃から夏にかけて、岩と海底の隙間に小さなエビがいて、網ですくうと簡単にたくさん取れることがあります。エビはイソスジエビという名前で、透き通っていて可愛いのですが、食べてもとてもおいしいのです。

エビは獲ってバケツに入れておくと、酸欠で結構すぐに死んでしまいます。傷むのが早いので、もし食べる場合は、小まめに水を取り替えるなどして、生きたまま持って帰れるように工夫してください。食べる前にエビは必ず火を通して下さいね!

写真は40~50匹くらいでしょうか、家に持ち帰って綺麗に洗ったところです。我が家ではこのまま小麦粉をまぶして「素揚げ」にするか、野菜と一緒に「かき揚げ」にするのが定番です。

初めのうちは生きたままのエビを調理するのがちょっと怖いかもしれませんが、昼間に遊びながら獲ったエビを夕飯に食べるという一日かけてのアクティビティになりますので、興味がある方は是非やってみてください。

 

さいごに

少し古いデータになりますが、茅ヶ崎市は日本で一番「老衰死が多い」というデータがあります。

裏を返せば、懸命な延命治療を行う大きな病院が少ないということになるのかもしれませんが、決して茅ヶ崎市の平均寿命が短いわけではありません。

生活圏はほぼ平坦で、徒歩や自転車で移動できるので散歩もしやすいし、海や山などの自然も身近にあり、程よくお祭りなどの行事も行われ、比較的気候も安定していて過ごしやすい。このような環境であれば、穏やかに老後を過ごせる人が多いというのも納得できます。

我が家は、もうしばらく日本と海外を行き来する生活になりますが、子供が巣立った老後はやっぱり茅ヶ崎に帰ってきて、のんびりと過ごしたいと考えています。今は家族で海遊びを楽しんでいますが、ライフステージによって過ごし方や楽しみ方は変化していきます。将来、我が家が茅ヶ崎でどの様な生活をしているのか今から楽しみです。

 

※参考「日本経済新聞」より
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/health-expenditures-topics6/