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「モノづくり学生サミット2025 in 湘南」現地見学#02
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- プロジェクト紹介

11月30日、「モノづくり学生サミット2025 in 湘南」に参加する学生たちとともに、プロジェクト地である京急田浦駅エリアを巡る現地見学を行いました。今回学生が訪れたプロジェクト地とは、学生自身が「この場所にどんな建物を建てれば地域の未来に貢献できるか」を考えるための実際の敷地です。図面だけでは分からない土地の特徴や周辺環境、まちの雰囲気を肌で感じてもらうことが、この見学の大きな目的でした。
プロジェクトの舞台へ


最初に訪れたのは、広大なプロジェクト地です。その場に立った学生たちは、図面だけでは気づけなかった多くの発見を口にしました。
「図面だとわからなかったけど、周りの山が想像以上に高い」
「周りの住宅が思ったより古い」
「この高さで建物を建てるとなると、構造計画は大変そう」
学生たちは高低差、周辺環境、建物の老朽度、視界の抜け感などを、さまざまな角度から写真に収め、プロジェクトへの理解を深めていきました。まさに“自分の足で現地に立つ”ことでしか得られない気づきが生まれた瞬間でした。
まちと自然の距離感を知る

次に向かったのは、プロジェクト地から最も近い海沿い。田浦は海と山が近く、自然環境と人の暮らしが隣り合う地域です。
学生たちは海風を感じながら、プロジェクト地から海までの距離感や周辺の雰囲気を確かめつつ、「どんな魚がいるんだろう…」と海を眺める、学生らしい好奇心あふれる姿を見せてくれました。
日産追浜工場へ──地域の産業と人口変動を考える
続いて訪れたのは、追浜の日産工場。
この周辺で働く人々の一部が京急田浦駅付近に居住していると言われています。しかし、日産工場はまもなく閉鎖予定。田浦エリアの人口減少が懸念されており、学生たちはこの社会課題に向き合いました。
学生達は「人口が減った地域で、どんなまちづくりができるか」と地域の課題と向き合い、まちづくりには“地域の産業”という視点も不可欠であることを学ぶ機会となりました。
京急田浦駅前をまちあるき


次は実際に駅前周辺を歩き、まちの空気感を体感しました。学生たちからは、
「この辺は車移動が中心なんですね」
「子どもが見当たらないですね」
といった声が上がり、交通量、人の流れ、店の種類など、まちを構成するあらゆる要素を観察している様子が印象的でした。都市計画・建築・デザインの視点を持つ学生にとって、フィールドワークとして非常に濃い時間になりました。
ヴェェルニー公園へ──“田浦との違い”から生まれる学び

最後に訪れたのは、横須賀の観光地である海沿いのヴェルニー公園。米軍基地が見える横須賀らしい風景と、多くの人で賑わう公園の活気に、学生は驚きの表情を浮かべていました。
「同じ横須賀市なのに田浦とこんなに雰囲気が違うんだ」
「この賑わいを田浦にもつくりたい!」
比較することで見える魅力と課題を実感するシーンでした。
最後に
今回の現地見学を通して、学生たちは図面だけでは読み取れない“地域のリアル”を体感し、自分たちなりの視点で課題を発見していました。丸山アーバングループは、若い世代が地域の未来を一緒に考える機会を創出し、その成長と挑戦を全力でサポートしていきます。学生の皆さんには、この活動を通して、「まちづくり」の面白さをぜひ体験してほしいと思います。
次回は中間発表です。今回の現地見学で学んだ「地域の魅力」と「課題への視点」を、どんな形で中間発表に落とし込むのか、今から胸が高鳴ります。